■原油(Crude Oil)
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月物は前日比21セント(0.52%)
安バレル40.54ドルで終了した。
前日発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間報告(週間石油在庫統計)で、国内
全体原油在庫が小幅増加、オクラホマ州クッシングの在庫が大幅に増加したというニュースに
による相変わらず供給過剰が続いて材料となっている。逆に裏返してみると、供給過剰
を覆すほどの上昇材料がないという意味でもある。
ただし、ドルの価値が昨日弱くなり、原油価格の下落は限定的であった。
■金(Gold)
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12月限は前日比0.9%
上がったオンス当たり1077.90ドルで終了した。
FOMC議事録が公開されて以来、これまで金価格の下落の主な材料であった12月の利上げ
勢いがやや薄めになって利益を確定するファンメス流れが出てきた。
また、米国の11月フィラデルフィア連銀製造業景況指数と10月の景気先行
指数の発表後のドルの価値が落ちるされ、金の上昇幅はより大きくなった。